
「LET IT BE」を聴いてから、もうビートルズに夢中だった。最後のアルバムを買ってしまったから、今度は最初のやつが欲しくなった。これは、日本独自の編集によるデビューアルバムで、イギリスでの1、2枚目にシングルを交えた、ビートルズとしては世界最強のファーストアルバムだ。1988年のCD化の際、ビートルズのカタログは英オリジナルアルバムに統一されてしまったので、アメリカや日本の編集盤は全て廃盤になってしまった。だからこれもCD化されていない(ブートレッグはあるけどね)。
初期のヒット曲で大好きだったのは「シーラヴス・ユー」や「オール・マイ・ラヴィング」 今でもカラオケに行くと歌うよ。
山梨県上野原町に母方の実家があった。俺は初孫という事もあってジイちゃん、バアちゃんには本当に可愛がられたんだ。小ちゃい頃は遊びに行くと必ずお小遣いをくれて、それを持ってミツムラ屋へ行った。ミツムラ屋というのは、半分がプラモデルとかを売ってる模型屋さんで、あとの半分がレコード屋さんという変わった店だった。それまではプラモデル屋の方にしか用がなかったのだけど、この頃になるとレコードばかりで、このアルバムもバアちゃんに貰った小遣いを握りしめて、ミツムラ屋で買ったのだった。
俺もちょっと大人になったんだな、なんてね....。

中一の時、初めて買ったロックのアルバム(もちろんLPだよ。)。小学生の頃から音楽に興味はあった。フィンガー5の「個人授業」とか西城秀樹の「傷だらけのローラ」とかシングル盤は持っていたんだ(ちょっとハズカシイ....)テレビの歌番組は勿論、ラジオのヒットパレード等を聴いているうちに洋楽にも興味を持つようになってビートルズに出会った。ちょうどその頃はP.マッカトニー&ウィングスの「JET」がヒットしてたから、たぶんシングル盤を先に買ったような気がする。それでポールが元ビートルズのメンバーだと判って.... そんな流れだったと思う。その頃知ってる曲で一番好きだったのが「GET BACK」でその曲が入ってるからという理由で、このアルバムを買ったんだ。
当時バラバラになりかけたメンバーに対して「あの頃に戻ろう」、「またライブコンサートを再開しよう」というポールの呼びかけで当初「GET BACK」というタイトルで企画されたこのアルバムだが、上手く進行せず、結果、映画のサウンドトラックとしてフィルスペクターによって仕上げられ、ビートルズ最後のアルバムとしてリリースされた。オーヴァーダビング無しで録音されたセッションには、重厚なストリングスや女性コーラスまで入れられ、メンバーにも愛着を持たれない、可哀相なアルバムだ。その映画もバンド解散のドキュメントみたいでファンには辛いものだった。
そんな事は当然何も知らない12歳の俺は、毎日レコードをひっくり返して聴きまくっていたなぁ。確か近所のレコード屋さんに売ってなくて、隣の駅まで行ったっけ、雨の中....。