2007年11月のロックンロール・レコード

[SIDE 47]  LED ZEPPELIN / LED ZEPPELIN(1969)

間が空いてしまったけどもう1枚ツェッペリンのアルバムを紹介させて欲しい。寄宿学校時代のジョー・ストラマー、いやジョン・メラー少年も当時愛聴したというこのファースト・アルバムだ。これが1番好きかな。
その画期的で新鮮なサウンドはリアルタイムで体験したならばさぞかしショッキングなものだったのではないだろうか、そう思う。クリーム解散に伴い、ブルース・ロックも下火となり誰もがロックの新しい方法論を模索し、来たるべき70年代に想いを馳せていた時代である。そんな時にツェッペリンはブルースを解体したギター・リフと激しく、ヘヴィなリズムでハード・ロックの基本フォーマットとなるサウンドを高らかに鳴らしたのだから。
俺も後追いながらこのアルバムに辿り着いて、やっと何故彼らがハード・ロックの王者と呼ばれているのか正しく理解出来たのであった。この1枚目と次の2枚目に於けるゴリ押しのパワー、構築美とそのサウンド構成、煌めく叙情性こそブリティッシュ・ハード・ロックの全てだ。このアルバムに於いてはトレード・マークのマーシャル&レス・ポールは使用されず、以外にもスプロという小型アンプにテレキャスターを繋いで録音されたというジミー・ペイジの独創的なギター、そしてバーミンガム出身の無名の若者ロバート・プラントの超人的なヴォーカルを向こうにまわし、耳を引くのはドラマーの驚異的なプレイである。1曲目の「GOOD TIMES BAD TIMES」のイントロの鳥肌モノのドラム・フィルや「DAZED AND CONFUSED」での怒涛のロール等、ジョン・ボーナムのドラムは最高だ。1980年の彼の死でバンドの歴史は幕を閉じた訳だが、やはりボンゾのドラミングこそがツェッペリンだったのだと思わずにはいられない。彼以外のメンバーなど考えられないと迷わず解散を選んだメンバーもエライ、70年代を共に築き上げて来たその絆は堅かったという事だろう。
ハナシは飛んでしまったが、この度ボンゾの息子ジェイソン・ボーナムをドラマーに迎え再結成を果たす、カヴァーデイル・ペイジもペイジ・プラントも勿論見に行ったが、レッド・ツェッペリンをいよいよ見られるのだろうか、ニュー・アルバムも期待出来そうだしね。
彼らは結成当初ハード・ロックで行くか、バッファロー・スプリングフィールドの様なアコースティック路線で行くか迷っていたというエピソードがある。そのためかハード・ロックだけどアコースティック・ギターをフィーチャーした楽曲が驚くほど多い。そこがまた彼らの個性でもあった。バッファロー・スプリングフィールドについては俺も後に大ファンになって(特にセカンドは名盤!)今でも愛聴しているが、やはりアコースティック・オンリーのバンドではなく、ツェッペリンと同じく様々な要素を取り入れた素晴らしいバンドだった。音作りのセンスの良さ等、影響の大きさも伺えるものだ。
覚えているけど 中3の時に西新宿の輸入盤屋でジミー・ペイジのポスターを買った。あの有名なダブル・ネック・SGを頭の辺りまで高く掲げたポーズのそのポスター、俺のお気に入りでずっと実家の部屋に貼っていた。その後家を出て1人暮らしをするようになってからも、引越しをするたびにいつもアパートの部屋の何処かに(トイレとかさ)クラッシュやストーンズ等と共に飾られていたっけ。いよいよボロボロになって何年か前の引越しの時に捨ててしまったけど、ジミー・ペイジは常に俺のギター・ヒーローの1人だったのだよ。
PS.写真は1978年夏頃、自宅にて。手作りのステンシルでジミー・ペイジのシンボル・マークをスプレー・ペイントした練習用ギター・アンプはまだ実家にある筈。高2かぁ…そんなに笑うなよっ、俺にもこんな少年時代があったんだからさ。
(2007.11.15)

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