★そこで闘いが終わるわけじゃない


『DOLL IS DEAD...』のイベントが無事終わった。
この企画の主催者として、関わった全ての人に感謝している。
皆さん、お疲れ様でした!!

本来は、このようなDOLL追悼の場など設けることなく、DOLLには存在し続けていて欲しかった。
表現の媒体や方法論が違えど、戦友として同じ時代を戦ってきた同志だったはずだ。
仲間の死は辛い。
残念だとか悲しいだとかで、俺はこの現実を通り過ぎることができなかった。
30年間DOLLがストリートに刻み続けてきたものは決して小さくはない。人間とは愚かな生き物で、失くして思い知るその価値の大きさに言葉を失うことばかりだ。

そして、俺たちにできることはライブしかなかった。
「俺達なりに何かできないか…!?」というのが、全ての始まりだった。

まずは、メンバー・スタッフに俺の思いを伝えた。続いて日影さん、大野さん、KOHJIさんにも…。
いずれも即答だった。
「やろう!」と…。誰もが思いは同じだった。
当然DOLLサイドにはコンタクトをとり、こちらの意志を伝えた。(最後の編集長、塚本氏にはDJとして参加を要望した。)
引き払う為、もぬけの空状態のDOLL編集室に足を運んだ時、あらためてその事実を冷静に受け入れるしかなかったが、同時に思うこともあった。

ネット産業が隆盛になった現在、DOLLや音楽誌に限らず紙媒体の危機はリアルに表面化されている。
突然のDOLLの休刊に冷めたウンチクをたれるヤツは放っておけ!そいつこそ一度でも多く自腹で広告を打てば良かったはずだ。そんな受け身の姿勢こそがDOLLを殺したんだよ!時代のせいにしてばかりでは、今後もロックにこだわる者達はバタバタと死んでいくだろう。

俺は危機なる紙媒体をエラそうに救おうだとか、守ろうだとかは考えてもいない。
ロックには、サウンドだけでなく"紙のパワー"もあると思っているだけだ。一枚の写真、一行の言葉にシビれて俺のロックはスタートした。
今後もこの思いは自分の行動の中で貫いていくつもりだ。
そして、このイベントは俺達パンクスが一人一人また走っていくためのものであるとより強く確信していた。

20日当日は、湿っぽいのはゴカンベン!
ド派手にやるだけだった。
俺は狂ったように熱苦しいほど叫ぶしかなかった。
誰が何と言おうと、それが俺の芸風だ。

「不滅のTHE STAR CLUB」
「不変のTHE RYDERS」
「不老のThe STRUMMERS」(笑)

それぞれが、あのグラビアページから飛び出してきたかのようなサイコーなパフォーマンスだったと言い切る。

そして主催者としてやりたいようにやらせてもらったこの突貫野郎を支えてくれた3バンドのメンバー達、大変な裏方の作業をしてくれたスタッフ、多くの関係者達に礼を言いたい。
意味のある夜になったと思っています。
THANX!!

最後に……。
さらばDOLL!
しかし、パンクロックはくたばらない!!ともう一度言わせて欲しい。


(P.S)
ex.星組のTORUxxx登場のサプライズに客席は盛り上がっていたことを追記!
俺も15年ぶり?に再会。
彼より「BLOG見てるから、更新ヨロシク!」とのメッセージ。
約束果たしましたぜ!TORUxxxクン!!


流星的メロディー→THE STAR CLUB/BROKEN VOICE
※TORUxxx作曲の名曲!
再会記念に(笑)★

24. Sep. 2009


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