★ガラスの破片が飛び散る中で
1年前のライブ、新宿LOFTでのイベント『DOLL IS DEAD』の打ち上げの席だったと記憶している。
スタークラブのヒロシから、「来年、ストラマーズの25周年を記念したライブをやりましょう!俺、動きますから…!」と声をかけられた。
その声がライダーズの大野さんに伝わり、その夜のうちに今回の『ワイルド・サイドを突っ走れ!2010』が決定した。
ヒロシも大野さんも「バースデイ・ケーキは俺達が作るから…!」と言っていた。
俺は、ただただ苦笑いしていたことを覚えている。
周知の話かもしれないが、『RING SIDE BOYS』、『RYDERS復活祭』、『DOLL IS DEAD』とここ数年、俺はプロデューサー的な立場で発案・実行してきた。そして、そういったワークスに対する仁義だということは、彼らから伝わってきた。逃げる話ではない。むしろ、その気持ちに感謝して素直に受け止めるべきだろう。男としてその"漢気(おとこぎ)"を意気に感じたんだ。
俺自身は、25年という数字は正直実感がなく、むしろそういった祝い事は似合うはずもない事は自覚している。シブさや貫禄など全く無縁なまま、走り続けてきた俺達だから…。
メモリアルな匂いは否定してきた。いつだって「今、現在が全てだ」と言い切り続けてきたはずだ。
だから、そのままの俺達で当日も臨もう。
25年前に作ったナンバーも、10年前に生まれたナンバーも、今年できたナンバーも現在の存在理由としてセットリストに並んでいる。
そして皆の"漢気"を胸に刻みながら一夜限りのイベントを楽しみたい。
長く暑い今年の夏の終わりにふさわしい熱い夜になることだろう。
流星的メロディー→THE RYDERS/MARCHING ON -Here's The STRUMMERS-
※現在のライダーズらしいアレンジ!
最近の大野さんの趣向が上手い具合にハマッている。
16. Sep. 2010
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